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低体温児が増える

人間が生きるために食べたり、運動すると体から熱を発します。
この熱で体温が上がり、その熱を下げるために汗をかきます。この汗が人間の体温を調整して熱から体を守るわけです。

 

人間は恒温動物、ある一定の体温を保てるように体の機能ができているわけです。

 

この汗を出すのが汗線です。汗腺は環境に応じて柔軟に働きます。この汗を流す汗腺を能動汗腺といいます。

 

能動汗腺の数は暑い地域、熱帯地方の人は多く、寒い寒冷地の人は少ないのです。
日本人の能動汗腺数は、その中間くらいで、しかも、四季のある日本人の汗腺は、暑い夏には能動汗腺が増え、冬には汗腺を休ませるなど柔軟に対応してきました。

 

この汗腺の働きは、生後3年くらいの間に培われていきます。
しかし、エアコンが完備された居住空間では、汗をかく必要がなく、汗腺が十分に発達しないまま成長していきます。

 

こうして成長した子供たちは、外に出たときに体温を下げるための汗を十分かくことができないので、体が生体防御反応として、基礎代謝を低くして、体の熱を生産しないように調整します。そして、平熱を下げて、体温変化に順応しようとします。

 

結果として、平熱が35度程度の低体温児が増えていきます。

 

通常平熱は36度で、1度上がると37度の熱があるという状態です。
平熱が35度の子供は、1度上がった36度で、熱があるという状態になります。

 

今後ますます気温が高くなれば、熱中症などのリスクが高まるといえます。

平熱が低い人が風邪をひくと

私の知り合いで、平熱が35度台の人がいます。
40前半の男性で、週末に風邪をひいて、36度後半ですでにぼーっとして、
最終的には、38度まで上がったそうです。

 

奥さんが看護婦さんで、奥さんの病院へ行って、点滴をしてもらったそうです。
月曜日の仕事に行けるようにということで、点滴をしてもらったようです。

 

38度になった時には、もう歩いて病院まで行くのは難しいので、
車で奥さんに送っていってもらったそうです。

 

その人は、気仙沼の漁師さんの息子で、
漁師になりたくなくて、東京に出てきたそうです。

 

その人が子供のころに、空調の整った部屋で育ったかどうかは聞いていませんが、
実際に、平熱の低い方が、夏の気温の暑い時に、外で働いていたら、
やはり熱中症のリスクは高くなるのかなと、ふと思いました。